私の平穏な生活に何の前触れもなく起きた、とても理不尽で不愉快な出来事を聞いてください。正直、こんな横暴が許される社会になってしまっているとは夢にも思っていませんでした。

2010年7月22日午前11時45分頃、私は東京から来られる大事なお客様を迎えに、新大阪駅西側の新御堂筋側道に車を停車させ、運転席に座っていた所、突如パトカーが一台私の車の前方に停車し、三人の若い警官に包囲されました。

一人の警官が「免許証見せてくれるかな?」と言うので私は「いいですよ、どうぞ」と免許証を見せると、「ちょっと車内も見せてもらっていいかな。」と、だんだん私を何かの容疑者のように扱いだし、「ポケットの中も見せてくれるか?」と身体検査までし、最後にはトランクまで開けると、中にゴルフバッグと共に入っていた杖(じょう、直径2.5cm、長さ120cm、木製で円筒状の物)を取り上げました。

「ご主人、この棒は何でトランクにいれたはるんですか?」と聞かれたので、私は「ゴルフの練習用に入れてるんですが。」と答えると、「もしもですよ、ご主人が暴漢に襲われたら、この棒を使うことがありますかねー?」と言うので、金属のゴルフクラブが入っているのに、木の杖を護身用に使うか聞くなんて変な質問だと思いながら、「そりゃー、暴漢に襲われたら使うかもしれませんねー。」と返した所、「大阪府条例違反の容疑で署まですぐに来て下さい。」と命令するではありませんか。私は訳がわからず、「あほなこと言わんといてください。今から大事なお客さんがお越しになるのに何でなんにもしてない私が署までいかなあきませんのや?」と言うと「ごちゃごちゃ言うてたら、強制的に連れていくこともできるんやぞ!!」と恫喝されました。

「冗談やない。大事なお客さん、ほっといて行けるわけないやろ。」と反論しているところに、当の東京のお客様がお見えになり、「一体どうされたんですか?」と怪訝な表情で言われ、何とも表現のしようのない屈辱感と激しい憤りを覚えました。

さて、すったもんだしていると、「必ず20分で帰すから淀川署まで来てもらえんやろか?」と妥協案を出してきたので、やむなく当日とんぼ帰りをしなければいけないお客様に了解をとって、次の大事な要件に間に合わせるべく淀川署に同行してもらう事になったのです。署につくやいなや、一人の刑事がカメラを持って待ち構えており私に「その車のトランクを指差してこっちを向け!!」と怒鳴られた時の屈辱は、今思い出してもはらわたが煮えくりかえります。

その後、私は二階の生活安全課に連れていかれ、調書(杖はゴルフの練習用に持っていたと書かれている)を取られ、杖の放棄のための書類に署名させられ、挙句の果てに東京のお客様に身元引受人になってもらい、ようやく一時間後に解放されました。

私は、東京のお客様を大事なお得意様にお連れする約束をしていた為に、やむなく警察の言うとおりに行動し、少しでも早く仕事にかかりたかったわけです。帰り際に、後で呼び出すから出頭するようにと言われたので、その場を切り抜けるために、わかりましたと返事をしました。

お客様との仕事を終え、最終の新幹線にお客さまを送り届けたあと、私は激しい怒りと虚無感にさいなまれながら今後の対応策を模索し始めました。

そもそも私にかけられた条例違反の容疑とはなにかを調べてみると、平成14年に施行された暴走族など無法者が鉄パイプ、バット、チェーン等で武装することを未然に防ぎ、あきらかに挙動不審な者、鉄パイプ等を手にもち危険行為に及ぶ可能性のあるものを職務質問し取り締まることができると書かれてありました。

この時点で私にかけられた容疑はあきらかに冤罪であり、警察の悪質な横暴きわまる弾圧行為であることが判明したわけです。

事件後二度の呼び出し状に対し、二度の抗議文書を署長宛に送付し強く謝罪と杖および写真の返却を要求しましたが、なんら返答もなく、担当刑事から電話で出頭するように再三要請がありましたが、そのたびに、なんら犯罪を犯していないのに出頭する必要はないし、そちらこそ杖と写真を返却し、謝罪するように返答していました。

そんな11月のある朝、二人の刑事がいきなり自宅に押しかけ、出頭するようにやくざまがいの恫喝をくわえてきたので丁重に再度出頭しないことを伝えておきました。(この模様は動画に記録してあります)

このやくざまがいの恫喝にたいし三度目の抗議文書を送付し、二週間以内に返事をいただけない場合は、警察の監察機関で唯一民間人で構成された公安委員会に直訴することを書き添えておきました。

二週間経っても返答がないので、公安委員会に直訴し、受け付けていただいてからしばらくして、担当刑事から「杖をお返ししたいので、安心して署まできてください。」と連絡が入ったので、「では、謝罪してくれるのですか?」と問うと、謝罪はできないとの返答でした。

さていったい私はどうすればよいのでしょうか?こんな暴挙を受けた後に、安心して警察署に出向くことができる人など居ないと思うのです。

還暦前の正義感が人一倍強い親父が、駅前で車内に座っていただけなのに、ゴルフの素振りやストレッチに使う木の棒を一本トランクに入れていたという理由のみで理不尽な因縁をつけられ、連行されそうになり、本来であれば正義の味方であるはずの警察に訴えて取り締まってもらいたい所なのに、当の警察に人通りの多い公衆の面前と大事なお客様の前で、まるで犯罪者のような扱いを受けた事は、一生忘れることができません。同じような目に遭う方が1人でも減る様、私が経験したこの事実を世間の皆様に知っていただきたいと思っています。大阪府民の安全を守るべき条例で善良なる府民の生活を著しく踏みにじり、年長者に対する礼儀、親切心のかけらもない警察官達と彼等を指導するべき署長をこのまま放置しておいていいわけがありません。(A・S)